さわやかサバイバー

好きな作品の感想を書いています。カテゴリー一覧は50音順で並んでいます。

2014-01-19から1日間の記事一覧

山賊ダイアリー 第3巻

岡本健太郎さんの「山賊ダイアリー」(講談社)第3巻を読みました。 第1、2巻の感想はこちら。 第3巻でも引き続き漫画家兼猟師としての生活を描かれています。 さんざん他の所でも言われてるとは思いますが、基本はユーモラスに、 しかし命を奪う猟という行…

円タクの騎士

新井隆広さんの「円タクの騎士」を読みました。 といっても単行本ではなくて、ゲッサン6月号の読みきりです。 前作の「AR∀GO」(小学館 全9巻)が好きだったんですよね。 連載終了以降しばらく音沙汰が無いので淋しく思ってました。 色気のある人物や、熱血…

タケヲちゃん物怪録 第3巻

とよ田みのるさんの「タケヲちゃん物怪録」(小学館)第3巻を読みました。 第2巻の時の感想はこちら。 相変わらずいい人(妖怪)ばっかりで、ほっこりできる所はそのままに、 物語の根幹に関わる動きも見られた第3巻です。 個人的には、とよ田作品特有の「空…

アバンチュリエ 第5巻

森田崇さん(原作 モーリス・ルブラン)の「アバンチュリエ」(講談社)第5巻を読みました。 (第4巻の感想はこちら) 講談社版としてはいったんここで最終巻となりますが、 月刊ヒーローズ(小学館クリエイティブ)で連載は続きます。よかった! ネタバレに…

太宰治短編小説集 駈込み訴え

NHKで再放送された「太宰治短編小説集 駈込み訴え」を見ました。 太宰治の小説をドラマやアニメなど様々な方法を使って表現した番組で、 本放送の時は知らなかったのですが、 今回たまたま再放送してるのを初めて見ました。 「駈込み訴え」を演出してるのは…

いま集合的無意識を、

神林長平さんの「いま集合的無意識を、」(ハヤカワ文庫)を読みました。 若くして亡くなったSF作家の伊藤計劃と名乗る存在との「さえずり」上でのやりとり、 という形で語られる表題作と、いくつかの短編が収録されてます。 私が一番興味をひかれたのは表題…

血界戦線 第6巻

内藤康弘さんの「血界戦線」第6巻(集英社)を読みました。 アメコミ的生物(と書いてクリーチャーと読む的な)が闊歩する場所へと 変化してしまった元ニューヨークを舞台に、 それら異世界のものが与える影響で世界が滅びないように 密かに活躍する秘密結社…

デラシネマ 第8巻

星野泰視さんの「デラシネマ」第8巻(講談社)を読みました。 非常に残念ながら今巻が最終巻です。あああ面白かったのに…! 以前書いた1巻~7巻、というか全体の感想はこちら。 最終回後の事にも触れてますのでご注意ください。 もっともっと戦後日本映画に…

光の大社員 第4巻

「OYSTER」(正しくはOの上に点が二つ)さんの 「光の大社員」(双葉社)の4巻を読みました。 「社員の中において最も光り輝く大社員となってみせるぞ!!」が口癖…決め台詞? いやちっとも大社員になってないから口癖でいいや、の主人公「輝戸光」をはじめ…

タケヲちゃん物怪録 第2巻

とよ田みのるさんの「タケヲちゃん物怪録」2巻(小学館)を読みました。 とある理由で世界一不運な女の子「タケヲちゃん」が 妖怪にとって極上に美味い「陰の気」を出すのは 今まで縁のなかった「幸福」を感じる時…という訳で、 人を怖がらせるはずの妖怪が…

デラシネマ 第1~7巻

星野泰視さんの「デラシネマ」第(1巻~)7巻(講談社)を読みました。 と言ってもモーニング連載時に読んでるんですけどね。 残念ながら「デラシネマ」、連載自体は終わってて、第8巻が最終巻です。 あーーー、もっとずっと読みたかった! 変わっていく世…

君の天井は僕の床 第1巻

鴨居まさねさんの「君の天井は僕の床」(集英社)第1巻を読みました。 雑居ビルに事務所を構えるデザイナーの鳥田さん(トリさん)と潮田さん(ウシちゃん) を主人公に、その周りの人々の営みを含めた日々が描いてある漫画です。 特徴的なのはトリさんは老…

アバンチュリエ 第4巻

森田崇さんがモーリス・ルブランの原作を元に いきいきとアルセーヌ・ルパンを描く「アバンチュリエ」(講談社)の4巻を読みました。 昔、学校の図書室で見たシルクハットにモノクル、チョビ髭のルパンが表紙の本の イメージが強く残っていて、ルパンと言え…

武玉川・とくとく清水

田辺聖子さんの「武玉川・とくとく清水」(岩波新書)を読みました。 武玉川(むたまがわ、と読みます)は、ものすごくざっくり言うと 江戸時代の俳諧を集めたもので、川柳の元とも言われるものだそうです。 私が武玉川を知ったのは、好きな脚本家、 木皿泉…

荒呼吸 第5巻

松本英子さんの「荒呼吸」(講談社)の5巻を読みました。 「謎のあの店」はそのお店メインでしたが、 こちらは松本さんご本人の経験した事や思い出などがよりメインな感じです。 「荒呼吸」はこの5巻で最終巻。さみしい… その本がその人の心にヒットするかっ…

謎のあの店

松本英子さんの「謎のあの店」(ソノラマコミックス)を読みました。 あまりにもたたずまいが昭和、あまりにもコアな範囲の物を扱っている、 あまりにも立地が謎…等々、 見かけたら気にはなるけど、自ら入ってみるには勇気がいる!というお店を 作者の松本さ…

山賊ダイアリー 第1、2巻

岡本健太郎さんの「山賊ダイアリー」(講談社)を読みました。 岡山県で猟師兼漫画家としてくらす作者岡本さんの日常を描いた漫画です。 猟の話だけでなく、資格の話とか、獲っていい鳥獣、獲ってはいけない鳥獣、 罠の話…など、狩猟にまつわる様々な話が描…

ニューヨークの魔法使い

シャンナ・スウェンドソンさんの「ニューヨークの魔法使い」(創元推理文庫) を読みました。面白かった! 主人公の女性が真面目で普通で、 異性にはいいとこ「妹」止まりの印象しか持ってもらえないという、 海外物の主人公なのに割と地味な所がいいです(笑…