さわやかサバイバー

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モーニング42号 #179

話に一区切りついたのもあって、

17ページから違う漫画がはじまったのかと一瞬思ってしまった…

すげえインパクトの新キャラ、そしてなんか昭和の匂いのする追いかけっこ。

ツジトモ先生どれだけ引き出しあんの。

 

続きからネタバレ感想

 

 

「自陣深くで…スローイン入れたのあいつじゃないか…!?」

「それがもう…ここまで上がってきたってのかよ…!!」

 

神戸のゴールキーパーの言葉が椿の脚の力を実感させます。

相手側からしたらおっそろしいだろうな。

その前の見開きの椿も迫力があってカッコいいんだ!

それにこれだけのアップはめずらしい。

 

どんどん相手陣地を切り裂いていく椿のプレーにもモノローグにも

胸が熱くならずにはいられないってもんですよ。

何も出来ない自分が嫌になるという思いに取り付かれていた椿が

今ここに自分が立っているのは色んな人の思いがあるからこそ、

だからそれに応えなければいけない、と考え方を変えられたのもジンとするし、

人との繋がりを大切に思ってプロを目指した椿らしい答えだと思いました。

 

で、それが必ずしもゴールにはならないってのがジャイキリの面白い所だと思います。

でもその後がまたいいんだなあ。

ゴールにならなくて椿もサポーターも悔しがるんだけど、

今までピリピリしていた観客席から自然と椿を称える声が出て、広がって、

前向きな雰囲気になって、椿もまたそれを感じ取って力にして…

この試合で一番グラグラしたのは椿だけど、

試合の空気を一番変えたのも椿なんですよね。

これからも前向きに試合に出続けてくれい。

 

て所で場面変わってガイコツみたいな人が丸い子(ダブルミーニング)を

待て待てーい、ってまた一度見たら忘れられないような人が出てきたな。

よく見たら「2F モンテビア山形クラブハウス」の看板が書かれてるコマが。

あ、山形か…というか、まだジャイキリだったのか…

雰囲気が変わりすぎではないだろうか(笑)

しかし総合体育館の1階分のさらに一部分がクラブハウスというのは

J1に昇格したばかりだという山形のチームの規模を表しているんだろうな。

追いかけっこをしてる二人は幼馴染なのか。

なんなんだろう、この二人の昭和のドラマみたいなやりとり(笑)

ガイコツみたいな人は「菅ちゃん(かんちゃん)」って言うのか。

川崎のカンちゃんとのギャップが…いやあの。

その上また濃いい外国人選手出てきた!重ねるなあ!

独自の信念を固く持ってるタイプの人か…

しかしマルちゃんと菅ちゃんは日本語、そのメンデスさんは外国語、って

この人たち意思の疎通できてるの?

 

一人静かに策を練るサックラーで今回は終わりでしたが、

山形もケン様だけでなく、なかなか濃いい人が多そうで楽しみです。

佐倉監督は人柄は優しそうだったけど、

監督としてはこの濃い人たちをどう纏め上げてるのか、その辺も気になります。

…纏められてるよね?