さわやかサバイバー

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モーニング11号 #198

 

こういう人間関係というか、信頼というか、の構築のされ方面白いなと思いました。

絶対プライベートでは仲良くならないタイプ同士なんだろうしなー。

 

続きからネタバレ感想

 

 

中盤は要所がしっかりマークされてるし、ディフェンスも安定してるしで

目論見通りにいかなかった山形は攻めあぐねているようです。

その杉江がディフェンスしてるコマ(今日もカッコいいな!)の上のコマ、

小森が思案してる横にちっさく描かれてるコシさんの横顔が電気ポットみたい。

ディフェンスされてしまった菅ちゃんの方はマルちゃんにダメ出しされてますが

二人とも表情がそっくりよ。仲良し達め。

 

ETU側も宮野がチャンスになりかけるものの、そこにはメンデスさんがドーン。

強いわー…この人がいる守備陣からよく1点取れましたよね。

これだけ強力な人だとそれだけにそこに穴をあけるのはかなりの怖さだな、と

実感する場面でしたが佐倉監督はそうしてでもメンデスさんを中盤にあげる考えのようです。

そうでもしなければETUには勝てないと。

その強引とも思える判断は

数少ない情報から小森を中心とした形に変えることを読んで来た達海の力と

自分との差を感じてのことのようですが…焦りもあるのかな。

2部から昇格してきた山形にとって、相手に上を行かれる事は何度もあったはずなのに、

この焦りは相手が憧れ続けた達海だということ、

その達海を上回るため、山形がもっと上を目指すために

システムを変えたことに対して残る不安から来てるんでしょうかね…

 

世良が突破しようとした所を防ごうとして飛び出した大倉さんとGK野村さんが

交錯して負傷か?という事態をむかえた事によって

焦りはすぐに自覚させられる事に。うわ、佐倉監督にとっては結構厳しい展開ですね。

ここで声を掛けてきたのが意外にも小森。追い打ちか、お前追い打ちか!

と、思いきや話の方向は予想外に…いや追い打ちもしてるんですけど(笑)

諌めに来て水を口に含んでる瀬古さんがリスみたいでかわいい。

選手経験がないから分からないかもしれないけど、あれくらいどうってことない、

ゴールを割らせないという気持ちが出ただけだ、とそう言ってるのですが、

そこまでの言葉とか言い方が相変わらずいい感じにムカつくぜ!(笑)

結果も出てないハーフタイムの指示だけで態度や評価がガラッと変わっても不自然だけど

なんかもう…お前スゲーな。

とはいえ、佐倉監督の表情に気がついたのはそれだけ気にしていたからだろうし、

不満一辺倒だった発言が経験してるからこその具体的で前向きなものになってるのは

やはりハーフタイムの発言で見る目に変化があったからなんでしょうね。

でも態度はあんなんだけど。しかしその後がまたちょっとニヤリとする感じ。

 

「信じてりゃいいじゃん 

 今ピッチに立ってんのは あんたが指導して 自信持って送り出した選手なんでしょ」

 

ハーフタイムに自分の才能を認めてもらえてると知ったからこそ出た発言なのかな。

「自信持って送り出した選手」の自分のことももっと信じろ、期待しろという事かな。

ウマが合う合わないで言ったら合わない2人だと思いますが

才能や熱意を徐々に認めることで感情以外の所から

関係が築かれていくのが面白いと思いました。

あ、あとハーフタイムにだいぶ思いつめていた大倉さんの様子が

負傷退場フラグになんなくて良かった。

 

選手に細かい指示を与える達海の様子を見て記者席の藤澤さんは

今のうちに2点目を取らないとETUは苦しくなると予想する自分の考えを

裏付けるものと受け取ってます。

んー、なんだろう。それらしいところあったかな。

序盤飛ばしてたから攻め疲れてくるとか…?