さわやかサバイバー

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モーニング20号 #205

もう、もう、この表紙…っ!

 

フロントも含めたETUメンバー勢ぞろいの絵が

今回のモーニングの表紙になってます。

達海からは「俺達はひとつだ!」という力強い言葉。

ツイッタージャイキリアカウントでの連日のイラストアップとか

今回のこの素晴らしい表紙とか、地震後のツジトモ先生の活動には

頭が下がります…

 

ツイッター上でのイラストは元気が出るものであったり、

日常の心温まる風景であったり、気合いが入るようなものであったり、

どれも明日への活力をくれる絵です。ホントにどれもいい…

ただ単にファン目線でも、亀井の意外なおしゃれさん具合が発覚したり

ガブとそのあおりをくらってますます影が薄くなる殿山くんのコンビが

早くも定着しつつあったりするのが楽しかったです。

 

本編はアオリの「頼むぜ、夏木!」が「頼むぜ夏木ー…」な気分に変わるまで1コマ。

うんまあ今回は疲労もあるからしょうがない、けど

つくづく夏木はこういうキャラなんだなあ(笑)

 

続きからネタバレ感想

 

 

夏木のキャラ抜きにしても、攻めるのはFW2人だけ、という状況では

やはり得点チャンスに結び付かない様子です。

しかしその分守備に人数を割いているおかげで山形の速攻も功をなさなくなっていると

菅野は感じています。

攻撃が上手くいかないイライラに加えて、

いつどこから出てくるか分からない殿山くんに対するイライラもつのって

なんか小学生男子の初恋みたいになってる小森。

そう…あいつの事なんかどうってことねーよとか最初言ってたのに

今じゃ気になってしょうがないの…そんな自分の気持ちを持て余してるの…

そんなこんなで丸岡に入れるタイミングも逃してしまった小森は

ETUのライン上げさせるために自分でシュート。

しかし、ひねくれ者の気持ち(ボール)を佐野先生は

しっかり受け止めたのだった…

 

ケンさまのゴールからイケイケだった山形サポーターも

最後の最後でゴールがなかなか割れない状況に停滞ムードに、かと思いきや

サポーターグループのリーダーの言葉で盛り返す!

山形のリーダーカッコいいな!

ジリジリした気持ちは自分一人では変えにくいけど、周りがこう後押ししてくれたら

確かに心強く感じられるんだろうなあ。

山形サポーターの熱意は速攻で影響を及ぼしました。敵側であるクロに。落ち着けよ!

ジーノはジーノでそれに乗っかったと思ったら何故か夏木批判に(笑)

でも今回のは大阪戦の時みたいに腹を立ててるというよりも

余裕を持ってからかっているような感じ。マイルドで楽しげ。

「その時が来たら指示を出す」という達海の言葉があるので

今はこれでいい、これで仕方ない、という判断なんだろうな。

そんなETUの選手達の様子を見てコシさんも

大事なのは同点に追いつかれて堀田さんが退場になった後でも

混乱せずに向こうの攻撃をはね返していることだ、自信を持て、チャンスは必ず来る、と

前向きな言葉を掛けます。

 

開幕戦で磐田に失点してからズルズルと行ってしまった時の事を思うと、

粘り強く、たくましくなったんだなと感じます。

そして苦しい状況の中、いつ来るか分からないチャンスを待って

辛抱強く集中してプレーを行えるほど、達海との信頼関係が築けているのだなあ、とも。

ここまでに積み重ねて来たものがあるから

コシさんの「自信を持て いずれ必ずチャンスは来る」の言葉に説得力があるんですよね。

 

「(…そうだ)」

「(確かに引いて守ったことによって 少しずつ見えてきたものはある)」

…ヅパンッ(鼻血噴出)

あーーあーーー、杉江のこういう冷静で頭使うとこ大好きなんすよねー。

カッコいいなあ、カッコいいなあ!

何が見えたんだろう。キヨや殿山くんの表情も描かれてますが

杉江以外にも彼ら後ろのポジションの選手で

何か反撃の手掛かりになるようなものが見つかったのでしょうか。

 

膠着状態を打ち破るために山形は菅野に代えて高さのある米田を投入。

「お疲れ菅野ちゃん 仇は取るよ!」のマルちゃんは

菅野でなくてもちょっと「調子乗るな」とツネりたくなる絶妙の顔してるな(笑)

 

そんでセットプレーの!(ティッシュ栓発射)

競り合い!(鼻血が)

負けないっていうね!(再噴出)

こんな予告なしの杉江大活躍なんて…大歓迎ですありがとうございます!

ちゃんと対処できる杉江のカッコよさはもちろんですが

米田の特徴や使われどころを把握してミーティングで伝えている達海の下準備を

さらっと描いているのがまたいいなと。

 

ここから少しでもETUに流れが…と思ったら今週もまだまだ瀬古さんが元気でした。

交代も使って勢いのまま攻めたてようと言う戸辺コーチに

こういう時こそ冷静に、と返す佐倉監督。

そうなんですよね、山形はまだ交代枠2つ残ってるんですよね。

佐倉監督は達海にはまだ策があると油断してませんが、

いざその策が発動した時、交代を含めた手腕を持ってどこまで対処できるのか、

そこも気になります。

経験の差や同じ俯瞰という視点、どうかかわってくるんだろう。

 

ETU側ベンチでは膠着状態に松ちゃんが焦ってます。それに対して

「知ってる?松ちゃん」

…やっと来ましたよ。

 

「ピッチ上でプレーしてる選手が疲れないわけないんだよ」

「問題は どうなったらそいつに頭と体が支配されるかだ」

 

これかー。そんで…

 

「ガブリエル!」

 

ここでガブ!これが「サイン」?

自覚してなかった疲れが一気に噴き出すといったら

単純に考えると同点に追いついたのにギリギリで引き離された時、

だと思ったんですが、いまはその1点を奪いあってる時なんだから

それ以外の事ですよね。

大阪戦の時で言ったら椿に追いつけなかった後の窪田とか

ジーノに衝撃の事実を告げられた後の平賀とかの事が思い浮かびますが

ああいう感じの何か思ってもみなかった事を付きつけるような事になるんでしょうか。

ガブは確かにそういうこといかにもしでかしそうですけど。

ここまで疲労を感じさせなかった瀬古さんがどうなるかが

試合の流れを大きく左右しそうですが瀬古さんにはずっと元気でいて欲しい気も

正直あるんですよね。でもETUには勝ってほしいしな。

ガブは誰と交代なんでしょう。

夏木、やられっぱなし、言われっぱなしで交代なんてことは…