さわやかサバイバー

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モーニング24号 #208

「右サイド」で「ガブリエル」…

活躍したら「右サイドの天使」とか書かれたりするようになるんだろうか。

や、地元で実際にそういう風に書かれてる選手がいるので(笑)

でもガブは駄目か。腹に一物抱えてる天使は嫌だ。

 

続きからネタバレ感想

 

 

ガブが殿山くんに腕を前方に出すサインを送った所から。

あ、殿山くんに前に行けって事ではなくて、自分へのボールを前でくれって事だったんですね。

それを受けて殿山くんはジーノへ相談に。

「おやなんだいトニー 君いつから試合出てたっけ」

あなたが交代に気付いてからすぐですよ!

相変わらず見てないようで見てる、見てるようで覚えてないジーノ。

殿山くん相手だから特別にこうなんだとは言わせないぞ。

 

ガブがいまひとつなのを見て、山形が足の止まったケンさまを下げて

新しい選手を入れて来たのに不安大爆発な松ちゃん。

しかし達海はどっしりと構え、カードを切った時点でベンチの人間に出来ることはない、

あるとしたらピッチ上の選手を全力で信じること、それと…

「ガブリエルでいけると信じた…俺を信じることだよ」

と。

おなじみの場面といえばそうですが、それでも様々なリスクや責任を背負って

こう言い切れる達海はカッコいい。

試合展開引っ張られて引っ張られてソワソワしてますが

達海にこう言われちゃしょうがねーなー!(何様)

前回のガブのミスは山形を油断させるため達海がワザとやらせたのかとも思ったんですが、

この様子ではどうもそうではないのかな。

危険すぎる気がするけど、ガブなら勝手にワザとミスぐらいやりかねん気もしますが…

どうなのかな。

 

交代際に声を掛けた小森の様子を「少し焦っているのか…?」と感じながら

ケンさまとうとうピッチを出ます。

うーん、そうなんだろうなー。

やっと自分の本領発揮ができる使い方をされて、それで結果が出てて、

それでも勝ち越しが出来そうで出来なくて時間が少ないって状況だったら

自覚しようがしまいが焦りはあるだろうな。

それを感じ取れて、試合の経験自体も豊富なケンさまには

やっぱり出ててもらっていた方がいいんだろうけど、体力や勢いとの兼ね合いがなあ…!

悩ましい。

ここまででも小森は殿山くんにペース乱されてますし、

彼の焦りは決定的な所に影響してくるんですかね。

 

ETUベンチではFW2人だけに攻撃をさせて、守りを固めていた達海の意図が語られます。

上手く行っている時は疲労など感じない、だが状況が変わって

それまで通用していた形が上手く行かなくなり、調子が狂わされ、

どうしたらいいかわからないという考えが頭をよぎっだとしたら、

すでに頭と身体は疲労に支配されてしまっていると語る達海の目線の先には…瀬古さん!

どうやったら崩れるんだというスタミナを見せ続けて来た彼の牙城が崩れる時が来ますか!

しかしこの作戦、達海がかつて選手だったからこそ出て来たもののような気がするんですが

どうでしょうか。

自分がどういう時に疲労を感じたかという経験を踏まえての作戦なんだと思います。

同じ俯瞰の視点を持ちながらも選手経験があるかどうかの違いが

ここに来て試合に影響するようになってきたのかな。

ただ経験があればいい、というような結論でツジトモ先生が終わらせるはずもないと思うので

(試合も終わってないですし)決着後にどのようにその辺が語られるのか楽しみです。

 

小森の焦りや瀬古さんの疲労といった、これまでに触れられたものが

試合の中で徐々に形になって現われてきます。

小森はほぼフリーだったにもかかわらずパスの精度を欠き、

そこからETUに回ったボールは殿山くんと相談した通りにジーノが中盤で溜め、

攻めのタイミングを計りますがそれは瀬古さんも承知。

ガブを警戒しつつもボールを奪えると確信してます、が…!

来た…!

瀬古さん、スピードに乗ったガブに追いつけない!

ガブも決める気まんまんだし、クロスを上げると見せかけて中に切れ込むという

ガブらしいプレーを見せて、とうとうゴール前…!

って、大倉さーん!ええ!?これで入んないのー!?

ああ、メンデスさんとのドラマはこのためであったか…

お膳立てバッチリだったのでもうこれで決まると思いましたが、これで決まらないとなると…

 

試合はロスタイムへ。

ここまで引っ張ったんだから正直ETU勝ってくれないとかなりアレだ!

私の精神の健康がアレだ!(笑)