さわやかサバイバー

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モーニング25号 #209

 

すごい普通の感想なんですが、

山形戦面白いなあ!達海カッコいいなあ!と思いました。

大詰めを迎えて試合のここまでのエキスがにじみ出たうまみのような回

だったというか。

 

続きからネタバレ感想

 

 

ガブリエルがサイドを突破するもシュートの前に潰されて、

山形のカウンター、時間はロスタイム直前という所から。

 

キーパーとDFの間という、またいい所に入れて来た小森のパスに丸岡が頭で合わせてきます。

うわこれドンピシャで合ったらかなりマズイ!というシーンが

開始早々結構テンポよく来てしまったので焦りました。

しかしこれは少しだけズレて、佐野が飛び出しパンチング。惚れる!

なんなのこの頼りがい!世良のツッコミ係みたいだった時の印象はなんだったの(笑)

佐野が飛び出したのは小森が蹴り損なうと判断してのもの、

そしてその判断の根拠には小森がプレッシャーに弱いという達海の読みがありました。

達海はいつの間に小森がプレッシャーに弱いとまで分かったんだ…

試合中にそれと分かるような描写があったかな。

それとも試合前の椿との会話とか、それをヒントにして過去映像を見たから?

そして他ならぬ小森にプレッシャーを与えたのが殿山くん。

居るようで居なくて居ないようで居るもの、なーんだ、な状態が

フリーの時の小森にさえ影響を与えている様子。

よいではないの殿山くんよいではないの。今後も期待できそう。

 

ロスタイムは5分。

長いロスタイムって個人的に胃がキリキリして苦手です。勝ってるにしろ負けてるにしろ。

ボールは殿山くんから再びガブリエルへ。すかさず瀬古さんが止めに来ます。

「周りフォローに走れ」と叫ぶ松ちゃんに達海は「大丈夫 抜けるよ」と。

 

「忘れてない? 瀬古はずっと誰の相手をしてた?」

「ウチの8番のクレバーなプレーを…

 身体張って止めにいってた奴が…」

「終盤まで体力残ってるかよ」

!!

「抜けえっ!! ガブリエル!!」

堀田さん!!

 

退場、という苦い印象が強く残ってしまっていましたが、そうか、それが全てじゃないんだ。

その時まで堀田さんはしっかり自分の仕事をして、それは試合の中に残ってる。

そして達海は堀田さんの頑張りを無駄にしないよう、活かせるよう

策を考え、それが結果として現われてる。

いやー、しびれます。達海カッコいい…!

 

先制したETUに勝つために佐倉監督がシステムを変え、それが功を奏し、

それを受けて達海が打ち出した策が形をなって現われてくる…

その背景には佐倉監督の長年の達海に対する憧れや、

憧れで済ませないため、勝つために新たに踏み出した一歩や

活躍の場を与えられた小森の気合いや気負いとか

退場になってもせめて出来る事をと声を出す堀田さんの想いなんかがあるわけですよ

もうたまらんですって。ジャイキリのこういうとこ大好き。

 

ふてぶてしくゴールを狙うガブは大倉さんの気迫の守備を受けながらも

その頭上を越える…ループシュート!フッと相手をかわす感じがガブらしい。

もうこれ…ここまでお膳立て整っちゃったらこれ…アレなんじゃないこれ…

ってキーパー!ここまで来て入らないのー!

 

藤澤さんはここまでの流れをまとめ、

ガブを投入した達海の策がハマっていると言いながらも、

それでも山形の最終ラインを崩すのは簡単ではない、と予想します。

時間的にもお互いあとワンチャンスという所、

どちらの勝ちたいという気持ちが勝るのかの戦いだと考えてます。

この直前の大倉さんにしろ、ラストの小森にしろ、

山形の選手のモノローグばっかりなのがちょっと気になります。

ETU側は次回描かれるのかな。

あとこれは勘違いかもしれないんですが、

大倉さんが「やられる訳にはいかない」と考えていて、

小森が「勝ちたいんだよ!!」と考えてるのは影響があるかなあ、と。

意思統一してここまでやってきた山形の選手達に考え方のズレが生まれてきているとか…

小森が突っ込んで来た所をETUに狙われるとか…

とりあえず小森はお願いですからこの後失敗してください。