表紙は川崎の選手をかいくぐって疾走する椿になってます。
今回もいいなー！表紙になるイラストってどれもすごくいいですよね。
そろそろ画集出してくれんかな。
モーニング買い始める前の表紙とかも大きいサイズでじっくり見たいです。
さて本編。
ベテラン組ー！ベテラン組ー！
続きからネタバレ感想
前回、最後の最後で星野に止められたものの、
その手前まで意外性のある速攻で崩す事ができました。
そういう攻める形がある、ということを自らのプレーでガブに伝えた堺さん。
そしてガブにボールが渡り、前線には堺さん、という同じような形になった所で、
というのが前回ラストでした。
当然星野はまたその形に持っていかれることを警戒して指示を出します。
でもいい形を繰り返す事で結果的にそれで点が入ることもある訳で
今度は入るかも、と思っていたらガブはアーリークロスではなく
ドリブルで突破することをを選択しました。まったく一筋縄ではいかねえなお前！
「（観客を騙して楽しませろだって？）」「（そんなの僕にとっちゃ…）」
「（当たり前のこと過ぎるよ!!）」
ですって。
ガブの母国語で考えてるモノローグなので文字が横書きになってるんですが、
当たり前のこと過ぎるよ、が「当たり前過ぎるのことよ」に一見見えて困ります。
ガブのうさんくささが倍増してしまう。どこの国の人だ。
しかしこれ見るとガブはハーフタイムに達海が言った事を理解してるようなんですが、
日本語分かったんだろうか。だれか翻訳してあげたんだろうか。
達海や有里ちゃんは英語話せるみたいだけど、ポルトガル語まで話せるかな。
多国籍ガールフレンドを持つジーノかな。気が向かないとしてくれなそうだけど。
ガブのこの行動に対して堺さんの
「あの野郎…！」
という台詞の方が同じ形を期待してた読者としても共感持てるんですが、達海は
「はっ」
と嬉しそう。好きそうよねー、こういうの。
しかし確かにこれは星野も意外だったようで、守備の変更の指示を出します。
ゴール付近まで走り込んできたガブのニアには宮野、奥には堺さん。
川崎のＤＦのマークを外す動きをする堺さん、
そしてそれを感じ取ったか、ガブのアップが描かれて、上がるクロス。
堺さんへボールが渡った瞬間動く星野！ぎゃあー！
でもその前でちゃんと「（ニアか…？いや…）」って既に判断してたもんな。
「（さっきのヘッド… あれを見た仲間はあんたに得点の匂いを感じ…
パスを出したくなる…！）」
星野はそう読んでました。今度こそという思いで堺さんが打ってくるとも。
読者的にもそれを期待していたので読まれて悔しい。ぬうう星野…！
星野：「（俺の読み勝ちだ!! 堺…!!）」
堺：「はっ！ 悪いな」
………っ!!
左にパスを出す堺さん。ページをめくるとそこに描かれていたのは
パスを受けるタンさんが!!
堺さんの目前にまで飛び出していた星野はそれに対応できる訳もなく…
ゴール!!
きゃあああ！堺さん堺さん！タンさんタンさん！ベテラン組最高おおお！
あああ、やっと念願のタンさんのしっかり描かれたゴールが見れたあああ！
単行本10巻オマケの今までの対戦リストで、漫画では描かれなかった横浜戦で
タンさんのゴールがあったことを知った時から
「ちゃんと漫画でタンさんがゴールしてるとこ見てえなあ」と
密かに抱いていた願いが叶えられましたよ…
いつも皆をフォローしたり和ませたりゴールのおぜん立てをしてくれる
タンさんが好きだけど、ゴールも見たかったんだよ…！
この後のＦＷとして今の自分の姿はいいのか、と逡巡する堺さんはちょっと意外でした。
なんだかもう、そういう所は突きぬけてるのかと思ってました。
もちろんゴールはずっと狙っていて欲しいですが、
今の自分に出来る形に合わせて出来るプレーを追い求め続けて
いつまでもプレーしてくれる方が見る方も励みになると思うんですけどね。
今までの経験や、それを積み重ねたことで得られた余裕があったからこそ
あの当たりまくっていた星野からゴールを奪えたんだと思いますし。
堺さんの心の内まで知ってか知らずか、
そこも達海がきっちり押さえて来るのが憎いなあ(笑)
読みで上回った堺さんがスゴイのはもちろんとして、
あそこにちゃんと詰めてたタンさんがまたスゴイですよね。
前回の攻撃でちゃんと伏線はあったわけだし、
共にプレーし続けてきたベテラン同士だからこその連携とも見れます。
いや移籍とかあるし、どれだけの期間ETUで一緒にやってきたのかは
定かではないんですが(笑)
時計からするとまだ25分はある様子。
モーニングの次週予告のページでは「いよいよ終盤」と書かれてるのですが
もう、このままで…前回の川崎戦みたいなどんでん返しはいらんからこのままで…！
あとスポンサー問題的にはそろそろ後藤さんの頑張る姿を見たい所。
試合前にはあんなにカッコいいこと言ってたじゃないの後藤さあん！
