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単行本第31巻感想

ジャイキリ、今回で早くも第31巻でございます。

杉江が表紙の、杉江が~表紙の~!第31巻でございます!

 

カッコいいですねえ。カッコいいでございまさあねえ!

 

だけど正直くちびる紅くてなんか恥ずかしいっていうね!

表紙見ると照れちゃってね!

中表紙のほうが落ち着いて見れるわ~何時間でも見れるわ~。

 

まあ中の方でもカッコいいのよホラ!

 

続きからネタバレ感想(もうちょっと落ち着いて書きます)

 

 

杉江は30巻で意見を言った時点で既にかなりの覚悟をしていたようで、

キャプテン就任発表の時も終始落ち着いていました。

しかし達海の行動とチーム状況を踏まえ、静かにですが

確実にモチベーションを上げる発言をした場面で

今までにない「キャプテンとしての杉江」の姿を見せてくれていました。

男気で引っぱって行くコシさんとはまた違うキャプテン像ですね。

 

コシさんはキャプテンという立場から離れたからか、

なんだか言葉が少しやわらかくなったような感じがしました。

表情も思い詰めていたようなものから解き放たれて、明るい表情をしていました。

なかなか切り替えは難しいかもしれないけど、これまで何度か見せたような

いち選手として躍動するような場面が本格的に来る事も期待したいと思います。

 

そして新キャプテンと同時に発表されたのが副キャプテン。

赤崎とタンさんというのは意外な人選でした。

副キャプテンっていうとイメージ的に裏から支える的な人を思い浮かべてしまうんですが、

この二人は「どんどん口で前に出ていくタイプ」だと思うので。

杉江が落ち着いたタイプだから副キャプテンはあえて対照的なタイプを選んだのかな。

赤崎はクソ生意気だけど、その分やる気も野心もあるので

今後を見据えて経験を積ませるつもりなんだろうか。

タンさんはバランサー的役割になるのかな。

 

それにしても「村越さんに拍手ー!!」のコマ、クロや他の面子は分かるんだけど、

堀田さん、なにカワイイ顔してんの!(笑)

「フッ」って感じで横で微笑んでるタイプじゃないの?

 

 

またもやETUのターニングポイントで戦う相手となるのが、あの名古屋です。

読者としてはあの試合で椿が一歩前進し、チームも最初の暗闇を抜け出る事が出来たので

また今回もいい結果になりそう、と勝手に思ってしまうんですが、

もちろん一筋縄では行かないんですよ。

 

それでもブラジルトリオが相変わらずお茶目さんでいきなり気が抜ける(笑)

もー、いいなあこの3人!

 

ジャイキリの好きな所の一つは、どの相手監督でもただの悪役にさせずに、

それぞれの信念や理論を持った監督として描かれている所です。

不破監督はその中でも割と嫌な感じで描かれる事もあるキャラですが

単行本の帯にもあったように、彼は彼として「嫌われ者監督としての矜持」が

あることを今回特に描かれていました。

それもまた、チームを思う気持ちの表れで、

チームを勝たせ、選手を奮起させるため彼は熱意を持って取り組んでいる。

 

求める所は勝利というひとつの所でも、様々な人が様々な想いで目指している。

それぞれの信念を持つ者同士がバチバチにぶつかって行くから、面白いんだよなあ。

それはそれとして、おまけページの会長の

「なにはともあれむかつくわー」という気持ちも分かる(笑)

 

そのぶつかりの初戦とも言うべきシーンが試合前の達海と不破のやりとりの所なんですが、

二人ともいい表情してんなー!

達海、これはSですわ…

不破監督もこれハラワタ煮えくりかえってるね…

 

 

30巻からの流れで言うと、

達海の行動を受けて奮起した事を分かりやすく描写しようと思ったら

いつものスタメンで試合に臨んで、どう変化があったかを描写するのかなと

なんとなく思ってたんですよ。

しかし31巻を読むとキーパーを含める結構な割合の選手を変更してきました。

(キヨは累積警告による出場停止みたいだけど)

これは一部の選手だけが達海の言葉を受け止めた訳ではなく、

ETU皆が受け止め変わろうとしている事を描写しようとしているのかな、と思いました。

 

でもキーパーの変更って素人考えですけど思い切ってますよね。

しかも作中でも言われてるように、湯沢くん気負いがなさ過ぎてこっちが怖いんですけど…!

ガミさんみたいに年数と経験重ねた人が飄々としてるのは安心できるんだけど、

若者がそうだとただの怖いもの知らずに見えてしまう所があるよ…!

今回コシさんもベンチスタートです。

キーパーという守備の要の変更と、コシさんという今までの支柱をスタメンから外すという事は、

一見ETUのサッカーの中心部分をゴソッと変えてしまったように見えます。

踏ん張りどころの試合でこれだけのスタメン変更して大丈夫なの、

という気持ちにもなってしまうのですが…

上手く行けばETUが全体で変わろうとしている、変わっていけると実感できるでしょうが、

負け方によっては「やっぱり駄目だった」という気持ちが強くなってしまうのでは。

負けるにしても何か実績をのこしたり、いい手応えを感じられての結果なら

今後に繋がるんでしょうけど。いやいや勝つのが一番ですけど。

笠野さんによれば

「ちょっとやそっとのことじゃ揺らがない そのくらい自分達のことが信じられるか」

という所が問われる試合だという事です。

傍目から見ると不安要素もある面子で、それが成し遂げられるのか、

成し遂げられるとしてどのように描写されるのか、

いつも以上に料理の仕方が気になる試合です。

 

あ、メンバー表だけ見て大丈夫なのー?と無責任発言するモブ記者に

藤澤さん達が(「色々あったんだよ…!」)と心の中で反論してるの笑いました。

すっかり仲良し3人組になって…(笑)

 

 

試合は「負けない事」を重視した名古屋の戦い方の隙を見つけたガミさんと

ジーノの技術の高いシュートで早い時間にETUが先制します。

ガミさんのいい意味でマイペースで流れに惑わされずにフィールドよく見てる所が

出てた場面でしたね。いいよねえガミさん。

ジーノはシュートもその後の達海への素直な賛辞もバシッと決めやがってイケメンずるい。

他の選手は達海の体も労わってあげて(笑)

 

負けないように戦う、つまらないとも取れる試合をする相手と、

変化しようとしている主人公チーム、とだけ書くと

普通変化を忘れた相手を主人公チームが追い抜いていく展開になりそうです。

しかしそう単純な事にはならない訳で。

「自分達の事を信じて揺らがない戦い方をする」というこの試合ETUが目指すべき所を

先制された名古屋の方が出来ているのが面白いです。

その中心となっているのがスタメンを外されてきた名古屋のベテラン川瀬。

チームを勝たせるためにズバズバ批判もする不破に反感を持つ選手も少なくない中で

不破監督の発言が腹は立つが決して間違っていない事を指摘し、

他の選手をなだめ、チームをまとめています。

その川瀬がスタメン復帰の意地を見せマッチアップ相手の椿を徹底的に抑え、

ブラジルトリオが攻め続けた結果、追い付くどころか勝ち越しまでしてしまいます。

次巻予告から達海は名古屋のスタイルに引っかかりも感じているようですが、

どう打開するつもりなんでしょうか。

ペペは確かに今回凄いけど、ムラッ気も凄そうだからなあ。

また飽きるように仕向けて、そこを突くとか。

個人的に板垣結構好きなので、彼の出番もあるか気になります。

前回の試合の最後、彼も変化しそうな兆しを見せて終わったので、その後どうなったか知りたい。

 

まず気になるのは今回名古屋に勝ち越しを許した所で終わったので

ETUの選手が戦い方も気持ちもどう立て直していくか、ですね。

不安な点色々書きましたけど、今までと同じじゃないって信じたいんだぜ!