さわやかサバイバー

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少年ハリウッド 第12話メモ

少年ハリウッドの自分用メモ残しとこうという記事です。

 

あくまで自分用メモなので断片的ですし、

第13話まで視聴してから振り返っているので思いっきりネタバレです。ご了承ください。

 

 

第12話 「ハロー世界」

 

皆さんこんにちはスーハーマスターです。おやそちらも?奇遇ですな。

 

茶番で書き出さないと勢いが付かないくらい、胸がいっぱいになった回でした。

あとキャットさん超美人回。

 

年少組3人はまとまりができたものの、

前回飛び出して行ってしまったカケル、マッキーとの間にはまだ溝があるメンバー達。

ライブ衣装の御披露目や、キャットの大活躍で空気は和やかになっていきますが

最後のひと押しとなったのは、いつもモノローグで語っていたカケルの

みんなに向けた、たどたどしい、一言ずつ絞り出すような言葉でした。

 

否定的な意見を受け、それに影響させられてしまっていたけど、

きたない字でも自分達の居場所を叫び続けてくれるチラシで

何かが伝わることがあること、

自分達の居場所を気付かされた、自分達が今までやってきたことを思い出させてくれたことを

自分自身で実感したからこその

「うまくできなくても頑張ってる姿をさ、見たい人もいるんじゃないかな」

「うまく言えないんだけど、

 チームワークとかそういうのって言葉じゃ表現できないし、

 頑張りも言葉じゃ表現できないし、

 だから、歌って踊って、普段言えないこと、ちゃんと伝えられたらな、って」

という想いが、カケルにとっての「たどり着いた真実」だったのだろうな、と。

 

もうこの辺、拳握りしめながらひたすら(がんばれ…!カケルがんばれ…!)でした。

カケルが色々感じてるのは視聴者の私達はモノローグを通じて知っているけど、

それは今までほとんど口に出してこなかった、伝えようとしてこなかったんですもんね。

シュンはそれが不満だと口に出して言ってましたし、

台詞がない時もそういう目線をカケルによこしてました。

第13話のカケルとの会話で詳しく聞かなくても、もう大丈夫だったのは

カケルがこうして自分で伝えようと変わったからではないかと思います。

 

カケルが話している時、みんなの目線や表情が細かく変わる所が丁寧で好きです。

これまでも見返して初めて、「あ、ここ、こんな表情してたのか」と気付くこと多いです。

最近気付いたのは第6話でアロミングどたばたで

シュン、トミー、マッキーが部屋を出ていった後、

笑うキラをカケルがちょっと気遣うような顔して見てるんですよね。

感情爆発させて、打ち明け話をしたキラを「もう大丈夫そうかな」と見てるのかなあと。

それかその後に続くモノローグの焦りを感じているのかな、とか。

その時の心情を想像するのも面白いし、

本当に細かい所まで丁寧に作られている作品だと、こういう所でも感じます。

 

細かいと言えばこの第12話の「ずれてるダンス」ね!

見てるだけでも混乱してきてどれが正しいリズムなのか分からなくなってくるのに、

これだけの「微妙に下手なずれてるダンス」を描く労力ってどれだけなんだろう。

 

もはや「息を合わせる」ということが分からなくなってくるまでに

このずれは行ってしまうのですが

まさかの本当に息を合わせてみる流れからのアクロバティック大逆転!

真のスーハーマスター発見の展開を誰が予想できようか…!

マッキーがらみってハイパーアロミングデラックスとか、

お馬鹿なノリからのいい話着地という、想像をはるかに超える展開多いねすごいね!?

 

ここの数々の小ネタも楽しかった。

キラ「どうでもいい予感しかしない」

・「良い予感」

・「悪い予感」

・「どうでもいい予感」←☆new!

マッキーとトミーはかわいい顔しやがって…他の3人は微妙な顔しやがって…(笑)

 

あとキャットと一緒に小首かしげて「ん?」は勘弁していただきたい!

HDD血反吐吐いてもんどり打つだろ!(酷使しました)

 

シャチョウの哲学も久しぶり。

シャチョウ

「彼らは自分達の夢を叶えているのではなくて、

 本当は、アイドルという存在自体の夢を叶えさせられているのかもしれません」

テッシー

「それは、幸せと呼んでいいのでしょうか」

シャチョウ

「はい、この上ない幸せでしょう。

 どんなに辛いことがあっても、悲しいことがあっても、

 アイドルになった人間しか知ることのできない幸せがあります。

 それだけは、私が胸を張って言えます。」

 

CDを買っていなかったので、

この台詞を受けて初めて知る「ハロー世界」の2番以降の歌詞の衝撃がすごかった。

「君は微笑む よく来たねって

 お待たせ! song for you」

わあこれ、シャチョウのことかあ!アイドルの先輩として彼らを迎えた姿かああ!

そしてカケルが伸びやかな声で「お待たせ!」って歌ってるの見るだけで感無量。

カケルが、あのカケルが…!

 

それ以外にも歌詞が、映像が、まさにここまでの新生少年ハリウッドの集大成で、

もうこれ、胸がいっぱいになるって…!

彼らの成長を見守ってきた時間がありありと思いだされるって…!

ペットボトルも揃ってるって…!

3か月前の微妙な顔して「微妙な歌だな…」とか思ってた私、

3か月後その歌のフルコーラスで大感激するんだぞ…

 

第1話、シャチョウからそれぞれメンバーへ語りかけた場面と同じ演出で

再び5人の表情が映し出される。

あの時、受け入れたけどまだ理解してなかった言葉を、

今彼らは自分のものとできたんだろうか。

 

何度見ても最後のカケルの一言でとどめ刺されるので、

次回予告のキラの切り替えはありがたいです。

キラさん営業お疲れ様っス!さすがっス!