少年ハリウッド 第4話メモ

一斉無料配信中に録画残してなかった最初の方の回の

自分用メモ残しとこうという記事です。

 

あくまで自分用メモなので断片的ですし、

第10話まで視聴してから振り返っているので思いっきりネタバレです。ご了承ください。

 

(11/12 小説版、BDブックレット読了後の追記あり)

 

 

第4話「人は死ぬ。いつか死ぬ。でも」

 

思い切ったタイトル付けるなー、と思った回。

クサ過ぎて普通避けない?と思う所を真向から描くのは作品全体にも言えますけどね。

 

アイドルは永遠には続けられない、という第3話を受けての

じゃあ自分がする意味って?という所を描いた回、かな。

 

冒頭から元子役のキラの演技を「なんか気持ち悪いなあ…」とか言うシャチョウ。

実際ここキラがしっかり演技してるにもかかわらず「なんか気持ち悪い」のがすごい。

この台詞が第4話のキラの最初の台詞で、視聴者は日常会話との対比もできないのに。

声優さんってすごいわあ。

 

帰宅が早かったわねという母親にキラが言う「できない人だけ居残り稽古するんだって」

の一言でも、それが咄嗟に言える器用さとか、

自分が間違ってる事を認めたくないプライドの高さだとか感じ取れます。

 

キラのお母さんも、キラの活動を心から応援しているんだけど、

彼女の中のキラのイメージがいつまでも小さい頃のままなんだろうなという

モヤッと感が台詞や態度の端々に表れていて、

またそれが「うわー、ありそう」思える上手さで描かれてる。

口ごたえされて「キラにもやっと反抗期が!」って喜んでるのとか

特にうわあ、ってなるわあ。

 

「あなたは天才だ、って昔から言ってるでしょ?」

という母親の言葉を聞いて、口の中のサクランボの種を噛み砕くキラ。

芽が出る前に砕かれた種。それを行ってるのはキラ自身。

 

「すり潰してみなよ!」ってプライドのことなのか(今更感)

 

初代少年ハリウッドの大地が舞台の大道具として訪れてくれている。

大地

「なあ、解散してから お前ずっとどこ行ってたんだよ」

シャチョウ

「それは言えない。少年ハリウッドのゴッドは永遠の17歳、永遠のアイドルなんだから、さ」

「…永遠なんて ないのにな」

第2話で私はアイドルじゃありませんもん、と言っていたのは

今は「シャチョウ」として生きているから、ということなのか。

大地との会話もずっと「客席」で行われている。

 

永遠はある、前のシャチョウと今のシャチョウの夢が今の少年ハリウッドに、ファンに

引き継がれる事が永遠だと話す大地。

第3話、受け継ぎ、託された「少年ハリウッドのトミー」とのつながり。

 

シャチョウ「俺、そのキャッチフレーズにちゃんと追い付かせてもらってるのかな」

追いつかせて「もらってる」か。

少年ハリウッドを、ゴッドという役割を大切に思っている表れなのかな。

 

ファミレスでいきなり「死って考えたことある?怖くね?」とか言い出すマッキーに

普通に「怖いね」と返せるカケルはいい組み合わせだな(笑)

 

マッキーの居場所に対する不安も、それがキラと関わって来るのも、ここで出てたのか。

で、この精神的な居場所の話にカケルが

「だってあそこ、『ハリウッド東京』、だよ」と地名の方向にズレた答え方して

マッキーが「確かに『ハリウッド東京』なんだよな」とかすんなり納得してるのおかしい(笑)

あんまり深刻に考えなくても少年ハリウッドのお前が所属しているハリウッド東京が

居場所なんだぜって気遣ってるんだろうけど、

天然とアホの子だから表面的な内容で二人とも納得してる気が無きにしも非ずに

感じてしまうのは私だけなんだろうか。

 

一人自主練を大地に見られたキラ。大地が初代だとは気付いていない。

大地「急に借りて来た言葉みてえだな」

キラ「…かもね」「…昔、親から借りたの。悪い?」

大地「偉そうに言う事じゃねえだろ。借り物ならちゃんと利子付けて返せよ。」

キラ「利子?」

大地「返す時には、ちゃんと自分の言葉付けて返せよ、っつーこと。」 

 

「自分が」どうしたいかに気付き、走りだしたキラの姿は

カケルの「いつか死ぬ」の不安を少し吹き飛ばす。

「永遠 never ever」の「君がそこにいる 今が強いんだ」の箇所を思い出す。

一貫してるんだなあ。

 

心境に合わせた天気の変化

第4話は曇り→雨→晴れ

第6話も曇り→雨

第4話は暗闇を抜け出す、指針(光)を見つける、

第10話EDイメージボードによると第6話は

「ふんばる為の地面 揺るがないものを手に入れることで

地が固まっていく」

とのことなので雨降って地固まる的な感じ?

 

「御の字」は漢字で書けるようにしとこうぜ!(笑)

 

 

小説版、BDブックレット読了後追記(よりネタバレです):

 

 

BDで第4話を見てて思いましたが

第13話でキラが帰宅した時の靴はどうなってるんでしょうね。

靴にたびたびメタファーを仕込んで来る作品なので

第4話でキラが靴を揃えず脱ぎ捨てたようにしていたのは

あの時だけの心情を表したものか、それともキラの性格としていつもああしてるのか

対比できる場面を見たかったなという気もします。

第2話でシャチョウに靴貰った時も箱を乱雑に開けっぱなしだったし

世話を焼かれて育ってきたキラなら、まだ揃えてない気もしないでもない。

 

 

小説版を読むと、初ライブの前に

今までの自分は楽屋に置いて、ステージには今の自分たった一人で立たねばならないと

実感した過去があるから、

シャチョウは今の「自分が」何をしたいかはっきりしていないキラのままではいけないと

思ったというのもあるのかなと思いました。

ファンの前にさらさなければいけない自分が隠れていては

中に輝くものがあっても見えてこないと。

 

シャチョウの推察は正しいけれども、

子役から芸能界にどっぷりだったキラに影響を与えたのが

最初はアイドルなんてやる気がなかったダイチというのが面白いですよね。

この後、第6話で新生メンバーの中では一番アイドルに遠い感じのマッキーに

今度はキラが影響を与えるという、ベクトルが合わせ鏡のようになってるのも

狙ってそうされたのかなと思います。

ただ、第4話で自分のしたいことに気付き、より活動に本気になったキラでなければ

第6話の展開もなかったんでしょうね。

 

もう一人、頭でっかちになっていたキラの気付きを深めたのが、

この時はまだそこには至ってないけれども、

第12話で「言葉にできないことを歌って踊って伝えられたら」という考えに辿り着いた

カケルだというのも後から思えば納得だなと思いました。

「こうあらねばならない」という考えではなく、素直な見方をする人に

余計なものを取っ払った芯の所を気付かされるということだったとも言えるかなと思いました。