少年ハリウッド 第7話メモ

一斉無料配信中に自分用メモ残しとこうという記事です。

 

あくまで自分用メモなので断片的ですし、

第10話まで視聴してから振り返っているので思いっきりネタバレです。ご了承ください。

 

(1/12 小説版、BDブックレット読了後の追記あり)

 

 

第7話「人生に人生はかけられない」

 

自分の中の作品としての少年ハリウッドのイメージって例えるなら

「丁寧に作った色んな味のする美味しいコース料理を出してくれるお店

 ただし時々飛び道具が出る

という感じなんですが、今回飛び道具の回でした。

 

カケルが友人と行ったカラオケで自分の歌声の微妙さに自信を無くし

色々やってみる回です。

ここでそのカケルが自信を無くしていく過程で言われた言葉をいくつか書きだしてみましょう。

「痛ましい歌声だな」

「困る、反応に困る」

「恥ずかしい」

「気まずい」

「図々しい」

「身の程を知りな!」

オウッフ…

よくこれだけバリエーションが出るなっていうか、妹ちゃん厳しいッス。

カケルの声優さんが本当に痛ましい歌声が上手で見てるこっちにもダメージ来るのよね(笑)

 

レッスン中に落ち込んでしまったカケルを立ち直らせようとメンバーが奇行に走る。

そしてそれを引いたカメラの視点で見せられる。やめて!

しかし少年ハリウッドの飛び道具は飛んだら飛距離が長い上に

異常なほど本気なのであった…

なんだこれ!試されてるの?愛を試されてるの!?

 

カケルが歌いだすまでみんなが待ってる場所の路面表示は「駐停車禁止」だっけ?

止まるなよ、ってこと?

 

第1話でシャチョウから恥ずかしい自己紹介文を渡されて、恥ずかしそうにやっていた彼らが

「恥ずかしくねーの?」という通行人の視点からは今や違う視点に立っている。

第2話で間違った道に進んでいるんじゃないかと言っていたカケルが

「俺達は少年ハリウッドだー!」と大勢の前で叫ぶ。

 

歩道橋を渡る5人の背景に青空と飛行機雲。

第1話冒頭のモノローグにも青空と飛行機雲、

第2話シャチョウとの会話シーンにも夕暮れ空と飛行機雲。

カケルの転機に出てくるんだろうか。

 

道が分岐する道路標識の横の信号機が赤から青になる。

 

やりきった5人に見物人から拍手が。

うん…よくやったよ…そんで視聴者もよく見届けたと思うよ…

 

一度ハトが飛び立ち、また元の所へもどる描写。

カケルが一つ乗り越え、

あらためて少年ハリウッドとしてやっていくことを決意したことの表われ?

EDもOP曲のアレンジバージョンだしね。

 

カケルの一人称が「僕」と「俺」、両方あるのはブレとかではなく、

個性の一つとして考えてそうされてるような気がします。

現実だと普通に使い分けたりもするしね。

モノローグなどは「僕」、メンバーと話したりしてる時は「俺」。

第7話の次回予告がその辺よく出てる感じがして、お気に入りポイントだったりします。

最初、今回の騒動を謝ってる時は「僕の歌のせいで」、

最後、話しかけるような台詞の時は「俺、ちょっとは歌上手くなった?」。

意識が内に向いている時は「僕」、外に向いている時は「俺」なのかな。

 

 

 

小説版、BDブックレット読了後追記(よりネタバレです):

 

 

 

少年ハリウッドが所属するノエルジャパンエージェンシーでは

思いつきに見えても意味不明でもシャチョウの言うことは絶対です。

事実、シャチョウの言うことは本質や問題点を確実に捉えていて

訳が分からないままでもやっていけば必ず正解に導いてくれるものです。

しかし同時に絶対であるはずのシャチョウの指導という庇護を

いつか越えていかなければならない。

 

初代がシャチョウの死をきっかけとしてその活動を終えたのは

その存在がシャチョウの夢の中で作られ守られていたからです。

小説版のライブ中止騒動の時に初代は一度シャチョウの言葉に背いて

自分たちだけでレッスンを継続した過去があります。

どこまで本気だったかははぐらかされましたが、シャチョウは結局この事態を

メンバーが一丸となってライブに向き合う結果に繋げてしまいました。

アニメ第7話はシャチョウの言葉に反したわけではないですが、

シャチョウの庇護の象徴ともいえるハリウッド東京を飛び出して、

自分たちの存在を世間に発信した回でした。

私はこの回を見て新生メンバーもシャチョウの手を離れた所で歩み始めることが

できているのかなと思っていたのですが、

BDのブックレットでの橋口いくよさんのインタビューを読むと

その結果を受けた合宿を行うことでアイドルとしての意識付けをコントロールしたと

書かれてあって、まだまだシャチョウの手の内なんだなと思い知らされました。

本当の意味でシャチョウの手から飛び出すためには

アイドルとしての自分を確立した上でなければ成せないことなんでしょう。

そのくらいの力を付けてからではないと、

シャチョウにもコントロールしえないようなことは出来ない。

そう考えると、第7話はアイドルとしての意識が芽生え始めたばかりで、

飛び出したとまでは言えなかったのかなと思いました。

 

少年ハリウッドの原型ともいえる「原宿ガール」のちえりは

飛び出すということはやってのけているのですが、

「高杉ちえり」という存在を手放し世に放つという行為は

立ち位置がシャチョウと同じ場所に行っているように思えます。

人気が出た後の初代少年ハリウッドのことは今の時点では分かりませんが

飛び出すことができたら、シャチョウの死後も続けていける存在だったような気がします。

 

自分自身がアイドルという存在のまま、シャチョウの手を飛び出すこと、

今までの関連作品の中でそれは書かれていないのではないでしょうか。

そして、新生メンバーはそこを目指さなければいけないんでしょう。

初代の場所もまだまだ遠いのに、さらに彼らはその先を目指さなければいけない。

単なる二代目ではなく、「新生少年ハリウッド」という独自の存在として

初代が到達し得なかった場所まで行かなければいけない。

しかしそれが成せた時、

シャチョウの手を離れても歩むことができる「少年ハリウッド」が生まれた時が

初代のメンバーであるゴッドの夢が叶う時でもあるのではないかと思います。