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GIANT KILLING単行本第34巻感想

初対戦が大いに盛り上がったガンナーズとの再戦がいよいよ始まる…

前に各チームの順位と状況のおさらい。

ってこれ完全にスカパーのサッカー番組だし平ちゃんだし!

単行本の書き下ろしでは例の名物コーナーっぽいものまであるし(笑)

知らずに読んでも面白いけど、実際のサッカー好きな人が読んだら

ニヤリとできる要素があるのもジャイキリの楽しい所ですね。

しかしジャイキリ世界の広島はザ・中位って感じの目立たなさだな…今回勝ってたけど。

甲府のダイジェストの時に移籍した石浜がいたのは嬉しかった。

お前、もっと頻繁に顔見せろよ…!でも試合にちゃんと出てるんだなー、よかった。

 

番組に顔が出たチームや各選手の活躍具合を見ると、

今後の展開もそこ中心に絞り込まれてくるのかな、という印象も受けました。

その中でどれだけ上を目指せるか、ここに来てついに達海が口にした目標に近づけるか、

試金石となる相手、首位ガンナーズとの試合が始まります。

 

続きからネタバレ感想

 

 

前回対戦時に翻弄されていたガンナーズのFW陣に今回も序盤押し込まれるものの、

クロの精神的バックアップ(?)のおかげもあってか、落ち着いて対応できているETU。

杉江も苦い思いをさせられた窪田に好きにやらせないよう、よく集中できてます。

前回あれだけ苦戦した相手に冷静に対処できているのを見ると

これまでの積み重ねを実感できていいですねえ。

RPGで最初ギリギリで勝ってた敵にしばらくして楽勝で勝てるようになってた時みたいな。

 

しかしクロの守護霊?生霊?はズルイっすわ!

ハウアーの反応が「オウ…」っていうのも。

もっと「なんだあれはー!?」的にワーワー騒ぐのかと思ってたら「オウ…」だもんな(笑)

 

前回の対戦時、才能の片鱗を見せた椿と窪田の若手二人は

代表経験を経て、自信と自覚を身に付けたプレーを行っています。

選手がめきめき力を付けていく様子を目の当たりにする経験は本当ワクワクしますよね。

椿の表情に逞しさまで漂っているのを見るともう感慨深くて。

似た者同士でもある窪田との対戦が引き出した表情でもあるんだろうなあ。

ライバル、というにはホンワカしすぎな関係のような気もしますが(笑)

 

 

個々の状況はそんな感じですが、この対戦の全体のテーマは

チームとしての戦い方のスタイル、という所のようです。

相手のいい所を潰すリアクションサッカーをしてきたETUと

監督の掲げるスタイルを貫いてきたガンナーズ

スタイルを貫くということは下手をしたら状況に対応できない、

凝り固まった戦い方ということにもなりかねませんが、

試合中のシムさんの機転を見るに、柔軟な対応もできているようです。

なにより、現在首位に居るという実績が上手くやれていることを表しています。

前半、ETUの1点リードで終えることができましたが、

まあまずガンナーズがこのまま終わるとは思えませんよねえ。

そして歯車が噛み合ったらこのチームの勢いは怖いんだよね…

 

確かにダルファーの言うことには一理あるんですよね。

実際にリーグ戦という総合的な成績で優勝が決まる戦いでは

一つのスタイルを掲げ、チーム全体がそれを一貫して行ってきた所が

結果優勝したり、上位に居ることが多いです。

スタイルがあるからこそ、何かあればそこに立ち返ることができ、

そのスタイルをベースに様々な状況に対応する経験を積み重ねることができる。

そしてそれはチーム全体の財産となっていく。

ただし上にも書いたように下手をすれば変化に対応できないということにも

なりかねない点もあります。

ETUは今まで万年降格ギリギリで、実績と自信を積み重ねる必要がありました。

点を取ることができればポジションに関わらず誰が点を取ったっていい、

という発言もあったように、

達海の「これがスタイル」というものを出してこなかった戦い方は

今までのETUに合ったものだったと言えます。

ならこれからもETUはその戦い方でいくのか、その戦い方で上位に打ち勝つことができるのか、

それとも「ETUのスタイル」の下地は既にできているのか、

そこが今回の対戦で描かれるのだと思います。

 

達海が言うスタイル的なもので今私が思い当たるのは

選手に限らずフロント、スタッフ含めたチーム全員が自分の役割を越えて今できることをやる、

ぐらいなんですが、戦い方のスタイルでそれらしいものってありましたっけ。

ダルファーが言うには戦術レベルではジーノが中心、くらいらしいのですが、

そのジーノも今回ベンチスタートです。

ただ、本当の意味での「チームとしてのスタイル」っていうのは

この選手がいないとその戦い方ができない、

というレベルに留まるものではないと思うんですよね。

誰が出てもスタイルに相応しい戦い方ができる、そういうものだと思います。

そしてそれは出来ると思えば出番の限られてきた選手でも試合に出場させてきた

達海の戦い方と相反するものではないし、

ジーノがスタメン出場してないこの試合でこそ証明できるのではないかな、という

気がしています。

次巻予告でジーノ出場するみたいだし、予想全く当たってない可能性大なんすけどね…

どう転んでもガンナーズ戦は盛り上がるだろうし、素直に楽しみにしときます。

 

 

その他気になった所箇条書きで。

 

杉江ファンとしてはジョギング中の伏せ目→やる気に燃える顔アップが

たまんねえコンボでございました。アヒヒヒヒかっこいいウヒヒヒヒ!

締めの言葉なんかも以前だったらコシさんがしていた所ですよね。

それを杉江が担っているってことは

ゲーム上だけでなく、チーム内での存在としてのキャプテンの代替わりが

ちゃんと進んでいるんだなと自然な流れで分かる、いい場面でした。

 

シムさんの「よく分からない例えシリーズ」の時にガブが「?」ってなってたのを見て

いやあれ日本語分かってもよく分かんないから!

そもそもガブ日本語もよく分かってないでしょ!とミスマッチさを笑ってたんだけど、

試合中の赤崎とのやりとり見ると、幾分か理解できるようになって来てるのかな?

殿山くんは意図をくみ取ろうとか、分かるように工夫してくれそうだけど、

赤崎はそういうのしなさそうだし。

 

「遅咲きの才能を発掘する… そんな楽しみだってあるんだよ」

ブラン監督!それコシさんの代表復帰のフラグですか!と思った直後

コシさんの見せ場が来るとかね!

その陰で見せ場のきっかけを作ったのに全く注目されてない

殿山くんの書き下ろしオマケに笑った。

本人にはかわいそうだけどキャラクター的にはおいしいよねかわいそうだけど(笑)

でも実際殿山くんみたいなプレーができる人が一人いたら

どの試合でもやりやすくなりそうだと思うんだけどなあ。

見つけてもらえないってのがネックか…