さわやかサバイバー

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少年ハリウッド 自分ツイートまとめ その6

一話ごとの感想以外の少年ハリウッド関連ツイートをまとめたものです。とりとめのないものばかりなので、当時の空気感を楽しんでください。

 

引き続きTV放送終了後のあれこれ。続きにまとめています。

キラの誕生日ハッシュタグイベント

キラのプロ意識の高さには一つの道に真剣に取り組むことの厳しさと強さを教えてもらっている気がします。少年ハリウッドの活動を初めてからはその強さにしなやかさも加わったようでより頼もしく、これからが楽しみになりました。誕生日おめでとう。

シーマさんについてはまだまだ私は踏み込みが甘い!と思うので遠慮しておきます。いまだちょっと想像するだけでも彼の道のりを受け止めきれないんですよね。

 

BDの事とかその他の事とか・2

体調崩して少ハリBDvol.5が届いたにもかかわらずブックレットしかまだ見れてないんですがシュンシュンのインタビューのQ7で???ってなってる。

「常に心がけていること」という質問の答えが当たり前のように「かっこよくあること」前提で語られてるのはまだいいんだ。アイドルだし、あーシュンシュンだからなー、って思えるんだ。ただ、「かっこよくあるため」→「自然体でいること」が私の中で上手く繋がらねえんだ。

個人的にシュンはかっこよくあるためにかなり意識的に行動してると思うのですが、彼は自然体でいることを心がけているという。これは「自然体な俺、かっこいい…」という思春期のアレなのか、かっこよさを求める所も含め自然体のシュンだと認識しなければいけないのか、難しい、難しいぜシュンシュン!

好きな食べ物の答えが食感からなのは意外で面白かった。

 

少ハリ第22話、缶コーヒーのメーカーが「Hondai」だったり、販売者が「クロヤナギマーケティング」だったり、スタッフ名の仕込みがあったんだ。

お互いの名前を知る一個人同士の関係である恋愛関係を結ぶことが叶わないと悟った瞬間、「名前の無いたくさんのあなた=ファン」と「アイドルである佐伯希星」の関係を示し、自分を確立するキラの男前さと、そうせざるを得ないナイーブさを秘めた展開たるや…少ハリの物語の豊かさはやっぱり凄い。

 

少ハリBDvol.5特典ドラマCDも聴きました…ハルキさんひどいしシャチョウひどいしテッシーまでひどいし、ここにきて鳴くキャットとかあからさまでひどいよ!あれを経てちゃんとアイドル活動して新生少年ハリウッドを作り上げていくのすごいな!いや真面目に!

作品中によく出てくる言葉だけど「そんなことどうでもいいじゃないですか」を本当に有言実行している人達なんだな…過去や出会いの形や動機ではなく、今、何をして何を目指しているのかに重きを置いている。

 

ニコニコ動画にて全話一挙配信

時間とか寿命とか何かしらの限りがある中で、どうせ終わりが来るからと諦めるのではなく、その中で何かを為そうとする人、世間や社会的に見て何の得にならないことに自分でもどうしようもない程に情熱を持っている人の話が私は好きで、少年ハリウッドにはその両方があったんだと最近気付きました。

若者が主人公の物語って、終わりがあることを知らないが故の輝きがあることもあるんですが、少年ハリウッドはアイドルという人生の一時期しかできないことを通して終わりから目を逸らさず、終わりがあることを力にしていくことで、どの年代の人にも響く強さがある物語だと思います。

そして少年ハリウッドは若者だけでなく大人が主人公の物語でもあります。夢を終わらせられない大人、叶わなかった夢を別の夢を叶える力に変えた大人、ひとつの夢の後を生きる姿を通して、ここでもまた終わりに向き合う姿が描かれています。

たまたまこの辺のツイートを見てしまった少年ハリウッド未見の方に響くような言葉をひねり出せないかと考えてみたのですが、私自身がもうこの辺まで(頭上3m)どっぷり漬かっているので、もうその頃の感覚を思い出せない。

それまでの人生でまったくアイドルに縁がなかった人間が、同じくアイドルを理解してなかった主人公たちの意識が変化していくにつれ、同じように意識を変化させられ、最後にはお互いを「アイドル」と「ファン」に変えられてしまうという経験をさせてくれる作品です。

それまでの第25話を通して彼らが成長し、視聴者の私達も意識を変革されたからこその別離。その関係の変化の鮮やかさ、彼らに対する誇らしさ、もう「ファン」としてしか相対することができない寂しさを、まだ知らない方は経験してみませんか?

 

第3話、「先生も言ってた」かー。施設にいる子たちのことは本当に大切だけどトミー自身もずっと家族だよとは言い切れなくて、でも卓くんを何とか慰めなくちゃと思って先生の言葉を持ちだしたのかな。(少年ハリウッドニコニコ一挙タイムシフト見てます)

トミーの「家族」についての発言は内に秘めているものと周りへの優しい配慮がうかがえてなんか色々考えてしまう。

第5話、シュンが一人で飛ばした紙飛行機は床に落ちるけど、カケルに向かって飛ばしたらすくい取ってもらえるんだ。第5~7話辺りは特に新生メンバー同士で色々乗り越えていく話だし、こういう所にも仲間の絆の大切さが描かれているのかな。

少年ハリウッド第7話を乗り越えし勇者たちよ…貴殿らの行く末にはこれからも「うぇぇ!?」となりし展開が必ずや待ち受けているであろう…しかしそれらを受け止める胆力が貴殿らには既にそなわっているのだ…恐れず進め、全26話見てね…(先駆者の碑文)

第8話最後のカケルのモノローグと第25話でメンバーが辿りついた結論のリンクに今更気付いたよ…第8話は下積み時期だから、彼らの今の頑張りが未来の彼らを照らしていたけど、第25話は実際に劇場で活動始めているから、彼らが光となって照らし続けるのはファンの未来なんだ。光っては消え、形が残らない花火のように、劇場で日々行うステージも基本的には形に残らない。既に前提として示されているように、永遠にアイドルは続けられない。終わりがいつ来たのか忘れてしまっても、彼らがいたこと、彼らがしたこと、それは消えることの無い事実であり永遠にファンを照らす光となる。

おそらくカケル自身も第25話時点でかつてそんなこと感じたのは忘れてしまっているんじゃないかな。それでもそう思ったことは心の底に残り、第25話の彼やメンバーが共有する想いとなる。登場人物の成長と脚本の仕掛けがとてつもないレベルで練られてるよ恐ろしいよ少年ハリウッド

BDブックレットの「歌って踊る」という答えに「マッキーよ…」って思ったけどあらためてときめきミュージックルーム回見ると歌って踊るってスゲーなって感じたのでマッキー間違ってなかった。ドラマ部分と違う所を刺激されるよね。それでいてそこにはその人の今というドラマが詰まってる。

第12話でOPの衣装をメンバーが着て来た時「おおっ!」ってなったんですよね。とうとうここにたどり着いたか、って。第2期では劇場での活動が始まり、その衣装も「いつもの」になっていく。視聴者と同じ様にメンバーが感じ始めたその「慣れ」が第2期のテーマであることは中盤になって気付きました。

彼ら自身もこの時「あの光の先 出口だと思ってた 夢の入り口さ」って歌っているのにね。気付かず進む慣れの恐ろしさをメンバーの描写だけでなく視聴者としても身を持って感じさせられました。

少年ハリウッド一挙放送お疲れさまでした。どストライクだった!って方は見る前の自分と今の自分が変わってるように感じませんでした?自分ってこんな人間だったっけ?こんな人間になっちゃったんだ?みたいな驚きと喜びと戸惑いを放送時私は感じてました。意識を変えてくるアニメなんて初めてでしたよ。

もっと知りたいって方は初代の活動を描いた小説や第1期直後が舞台の漫画とかBDの特典に新生メンバーの加入のなりゆきが分かるドラマCDなんかがあります!そのなりゆきでどうなって入ることにしたんだよ!って悩む羽目になるけど!

 

 

BDの事とかその他の事とか・3

少ハリベストアルバムの新曲は「Noel Story」に決まったんですね。大きさがそう見させているのもあるけど、ジャケットのメロンとドリアンの存在感よ…今でも目に見える形で支えてくれている人と、去ったからこそ少年ハリウッドという形を作ることの支えとなった人、みたいにも見えてしまう。

コウさんとちえりちゃんの新曲があることも発表されてましたが、私ときミュでのちえりちゃんがすごく楽しみで。小説最後があんな形で、アニメでは歌っても徹底して喋らせなかった「高杉ちえり」という現象がどんな形でステージに顕現するのか体験しに行くというくらいの気持ちで臨むつもりです。

自分で書いときながらあれだけど、なんだよ、神事かよ。ときミュというのは「少年ハリウッド」というアニメ内の音楽番組「ときめきミュージックルーム」の名前を冠したイベント名で決して怪しい行事ではありません。ただし参加者の内面には宗教的ともいえる何かが渦巻いていることもあるのだ…

少年ハリウッドのBDvol.6とベストアルバム届きました!まだ全部は堪能できてないんですが、とりあえず「クリスマス前に画鋲が背中に刺さったのに、また舞山春は金色トゲトゲの上に居るんかい(ベストアルバム)」って思いましたよね。