さわやかサバイバー

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キリング・イヴ シーズン2第6話

ドラマ「キリング・イヴ」シーズン2第6話の感想です。ネタバレ含みますので続きからどうぞ。

 

 ニコあかんかったかー!気の迷いだと決めつけたりヴィラネルが一方的にたぶらかしたとはせず、イヴも引かれていると理解したところは一目置いたんだけどなあ。もともとイヴも正義感からこの仕事をしていたわけではないし、回を増すごとにボーダーラインをはみだして来ているから「普通」の人には受け止めきれないという気持ちもわかります。

それにしたってジェマはないだろうよ、と滑稽さと悲しさで二人の顛末を描くのがこのドラマらしい。あの寄せて上げた胸を見せつけるようなワンピーススタイル、ふんわり感を出そうとして下心が透けて見えるあの格好。初登場の学校行事の時に「うわー」と思ったんですが、もうワードローブそれだけかいってくらいのバリエーションしか出てこないんでしまいには笑えてきました。素敵な上にパーソナリティや状況を見事に反映しているファッションの力が脇役でも発揮されまくり。だから今回、放送後のスタッフ解説がファッションだったのはタイムリーでうれしかったです。ヴィラネルの衣装選ぶの楽しいだろうな。

 

ゴーストの自白要請かぎりかと思っていたらなんだかズブズブとヴィラネルに仕事協力頼むことになりましたね?カオスだ。ケニーはますますかわいそうな感じになってるし…あんなパンチの効いた朝食したくねえ。カオスの中心ぽいキャロリンの息子に生まれたばっかりに…

 

そしてヴィラネルは潜入捜査に。彼女の変装も見どころのひとつだったので、上手くやるんじゃないかなと思っていたら殺ってしまいました。ヴィラネルの殺しは何度も見てきたのに、今回はまたショッキングに感じました。殺し自体よりターゲットでもない人を殺すのをイヴが目撃して、しかも黙認しないといけない状況になったから、という衝撃の方が大きいのだと思います。任務の邪魔だとはいえ殺す必要ない人をあっさりヴィラネルが手に掛けるところを見てしまって、しかも報告しようとしたキャロリンは知っててスルーしてるような雰囲気。イヴが強く諫めたり咎めたりしなかった(できなかった?)こともですが、そのイヴでさえ使い捨てにされるのではという疑いがあるし、もう先行きが不穏でしかたないよーでも面白くて目が離せないよー。