さわやかサバイバー

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少年ハリウッド 第1話メモ

一斉無料配信中に録画残してなかった最初の方の回の

自分用メモ残しとこうという記事です。

 

あくまで自分用メモなので断片的ですし、

第10話まで視聴してから振り返っているので思いっきりネタバレです。ご了承ください。

 

(10/18 小説版、BDブックレット読了後の追記あり

 

 

第1話「僕たちの自意識」

 

ざっくりとした見分け方

カケル

青髪 モノローグでポエム言ってる 質問に質問で返すが悪気はなく素直な考え マッキーとよく連れ立ってる

 

マッキー

緑髪 ジャージがダサい アホの子 故によくいじられるが受け入れたり受け流したり リーダー

 

シュン

赤髪 冴えるツッコミ 音楽やりたい でも今はアイドルやってるギャップ

 

(ミィ→)トミー

黄髪 アイドルに最初から前向き 何でも楽しむ いつも笑顔 よく聞くと結構バッサリ言う事も

 

キラ

茶髪 元子役の実力とプライドが色々と 経験者故の現実的発言 仕事以外は割と末っ気質

 

 

第10話EDイラストボードより コップに注がれるオレンジジュースは「ファンへの想いを重ねる」

カケル自身は空のコップということ?空虚だが、何でも受け入れる器。

 

ここのカケルのモノローグは「与えられてきた」受け身の人生について。

不満は無いが、これからも続けていくのかという疑問。

 

先への疑問を抱えたカケルの目に飛び込む初代の「永遠 never ever」

歌詞「その先に何があっても」

 

ミィとのアイドルに対する想いの温度差。

ここでのミィはアイドルがいつか終わる事を聞きたがってない。

 

カケルスカウト時の回想

シャチョウ「17歳ってね、一瞬で過ぎるんですよ だからこそ永遠に輝く」

背景の砂時計、残り1秒で止まったキッチンタイマー

 

「そんな先の事も全部 今のあなたの中に詰まってるんです」

カケルのモノローグの変化

第2話では過去の時間は捨てられていくものとして捉えている。

第8話では過去の自分が今の自分を作り出してくれていると捉えている。

シャチョウの考えに近付いてる。

 

このアニメの痛々しいものを痛々しく描くセンスがすごい(笑)

声優さんの痛々しい演技がまたすごい。

何度「うわ」「うわぁ…」「うわー」って言いながら見てるか。

 

冷静に考えたらまあ恥ずかしい事だよね、というアイドル観。

しかしこの「冷静に考えたら」というのは一般の人の視点。一般の人の意識。

今はまだその意識のままアイドル活動に入ろうとしている。

 

このシャチョウの一人一人に向けての言葉は各自の担当回を見てから聞くと染みる…

第10話EDイラストボードより

カケル 「受動→能動へ」

マッキー 「居場所」

シュン 「夢までの道のり」

トミー 「受け継ぐ意思」

キラ 「自分で選ぶ道」

「シャチョウの言葉をそれぞれの気持ちで受け入れる→まだ理解はしていない」

 

トミーの「棘」っていうのはあんまり表面には出てないように感じるけど

ジャージや衣装のインナーに黒が多いのは暗示?

単純に黄色が映える組み合わせにしてるのかもしれないけど。

 

マッキー

「キャーキャー言われて手を振られるのって 裏返せばバイバイって事なんじゃないの?

 アンタ達こっちの人間じゃないからね、って」

 

それぞれの家庭環境なんかがBGMと共に描写されていき、

カケルが例の自己紹介の練習を自室で始めた途端

妹「なにそのポーズ! 世にも恥ずかしすぎるんですけど…」ズバーン!BGMも止まるよ!(笑)

カケル「僕は今日 世にも恥ずかしいアイドルになった」

 

 

 

小説版、BDブックレット 読了後追記(よりネタバレです):

 

 

 

シャチョウがステージ袖でメンバーに指導してる時のスニーカーが白色なんですよね。

ブックレットによると「ノーブランドの地味な」スニーカーらしいです。

これは小説版で、それまでの自分を置いて今の自分たったひとりで立たなければいけないと

感じていた時の気持ちと繋がっているような気もします。

しかし、私が記憶している限りでは13話通じてシャチョウは一度も

客席を目の前にしたステージには立っていない。

ステージ袖に居たり、客席からステージに触れることはあっても。

第2話で買った色違いの復刻版スニーカーも、おそらく履くことは無いんでしょう。

今も心の中に根付き、支えとなっている過去と、

それ程までに大切なものとは切り離した存在として行動する今の自分と、

目的を達成するために乖離させた彼の心中を思うと切なくなります。

小説版を読むと彼にとっての誕生日というのは

永遠の17歳として生きる決意をした日でもあるし、

あの仲間で初ライブにたどり着いた日でもある、とても象徴的で大切な日だったんですよね。

第13話の「どっちに訊いているんだ」は最初唐突に感じましたが、

その時を思い起こさせるような状況で沸き起こった

彼の過去が上げる魂の叫びとも言えるものだったのかな、と思います。

あの答えの際の今も色あせぬ圧倒的な姿はまた、新生メンバーにとっては

越えていくべきものをその目に焼きつかせてもらったということでもあり、

スタートに当たって、何よりのはなむけとなったのではないでしょうか。

第13話に辿り着くまでの過程は苦しいことばかりではないだろうけど、過去を認められ、

少年ハリウッド」という名前が再びこの世に出ていく瞬間に立ち会えた祝福に

どんなにか報われ、救われただろうかと思います。

 

※って書いたんですが、第2話のエアボーイズ発表時

ステージ上がってましたねテッヘー☆すんません…

 

もうひとつ、ブックレットで脚本の橋口いくよさんが書かれたシャチョウに関する事実を知ると

またグワッとなるんですが、同時にすごく納得もできるのです。

ブックレットはページ数はそれほどないけどこんな感じで

より深く楽しめるインタビューがたっぷりだったので

そういうの考えるのが好きな人はBDなりDVDなりぜひ買ったらいいと思うよ!