さわやかサバイバー

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キリング・イヴ シーズン2第5話

ドラマ「キリング・イヴ」シーズン2第5話の感想です。ネタバレ含みますので続きからどうぞ。

 

 早く再会してほしいとは書いたけど、こんな八百屋お七みたいな手段でとは思わないじゃない。暗殺者に会いたい?なら殺しを頼めばいい、私の。って大胆不敵を通り越して頭が悪いくらいに思える計画を魅せてしまうのは、今までの関係性があってこそ。さすがの手腕です。

執着されているイヴは簡単には殺されないだろう、という予測と、サイコパスであるヴィラネルの予測のつかなさが絶妙に綱引きしてるんですよね。メタ的に考えても残り話数まだあるし殺されはしないよね、とのんきに構えてたら薬の場面でまんまと動揺しました。踊らされるのもまた楽しい。

 

二人の間に割って入って引っかきまわす役どころなのかと思っていたゴーストが、二人が揃った途端はじき飛ばされてしまったのも予想外でしたが痛快でした。ポッと出が入れるわけなかったわなー!コンテナの中で何があったかは全く見せないままで、ヴィラネルの底の見えない恐ろしさや、それに引かれ食らいついて行ってるイヴもまた普通ではないこと、そんな二人の濃厚な関係を見せつけられた感じです。しかしモンスターって、ヴィラネルなにしたの…

 

 逆に初回で「この人殺されるかフェードアウトしていくんじゃない?」と思ったイヴの夫ニコとヴィラネルがまさかの直接対決!おひげ付けたキャラメルみたーい、というヴィラネルの煽りに笑ってしまったんだけど、わざわざヴィラネルの方から会いに行ったのは単に自分を誇示し嫌がらせするためだったのか、多少なりともやっかいだと感じて牽制しに行ったのか。ゴーストと違いニコは連れ添ってきた年月があるんですもんね。ちょっと軽んじてたごめん。それでもどうしても理解できない領域というのはあって、ニコはイヴのこと受け止めきれないのではないかと思っているんですが、こちらも裏切ってくれるんでしょうか。