さわやかサバイバー

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モーニング36・37号 #219

意外な人物が男を見せてくれました。

正直また空回るかと思ってたゴメン(笑)

 

続きからネタバレ感想

 

 

守備に追われるETUに不満気な達海の様子からスタートです。

しかし、「何も全員が全員…」「ゲームに入り損ねたわけじゃねえだろうよ」と。

その目線の先には今回スタメンの堺さんの背中が。

以前の川崎戦と同じく今回もまた彼がキーマンになるんでしょうか。

 

今日の川崎は2列目以降の動きがいいという山井さんの言葉通り、

パスを回されて幸い枠は外したものの、八谷にシュートまで行かれてしまうETU。

そんでまたしても「もっと熱くなれよ!もっと本気で来いよ!」的に

椿に絡んでくる八谷。

チームメイトに茶々を入れられて決め切らないのが八谷らしくて和む。

八谷はそんくらいでちょうどいい…

 

しかし八谷の言葉を見るに、ETUはどこを目指すのかが問われる

試合になるということなんでしょうか。

今まではそんな余裕すら無かったような感じだったもんな。

まず毎年降格争いをしているようなチームそのものを立て直し、

ベテランを含めてレギュラー争いをしながら選手皆が力をつけていき層を厚くして、

山形戦ではその力が中位にとどまるものか、それとももっと上を目指せるものかが

問われていたのだと思います。

ヴィクトリー戦は節目節目でその時のETUの実力の目安になってる感じで。

そしてここまで来て初めて、優勝争いをしている川崎相手にどう戦うかという所で

ただ勝ちたい勝ちたいではなく、最終的に何を目指し、

これからどういう戦い方をしていくのかが問われるのかなと。

 

いつも相手サポーターに押されてしまう現状に焦る羽田のもとにやって来たのは

…コータ!

だだだ大丈夫なのこんなとこ来ちゃってと心配してるとその通り

ピリピリしている羽田が険悪な感じに…

と、コータが大きな声で邪魔はしない、コールはスカルズに合わせるから

子供たちのいる場所を押さないでと堂々と!

こんな血の気の多い大人の中に一人入ってくることもだけど、

自分の思ってることをしっかり言えるのは本当に偉い。

その後の「大人とか子供とか関係なくさ…」から続く言葉は

ちょっと子供としては出来すぎかなとは思いますが(笑)

核心をついた本心からの真剣な言葉だったからこそ、羽田の心にも響いたんでしょうね。

おやじさんサポーターとスカルズ同士だけでは

いつまでも平行線になりそうだった問題ですが、

子供サポーターの存在によって変わってきそうな感じにいよいよなってきました。

 

向こうのペースのままだと言う観客席のETUメンバーに

コシさんは後ろも安定してきた、こうなると前線の頑張りが効いてくる、と

達海と同じように堺さんをみて呟きます。

そしてメッセージボードを書くように指示って、コシさん自身は書かないのね。

なんかズルイな(笑)

「プレス!カット狙え」というメッセージボードを見て

ピッチ上のジーノは「はは 同感だよコッシー」。

…なんでコシさん発信だと分かるの。

名古屋戦前のやり取りとかを見てもジーノとコシさんって正反対の性格なのに

しっくり来てるというか、お互いを認め合ってるようなとこありますよね。

正反対だからいいのかな。

 

メッセージボードの通りプレスをきつくしたETUに川崎の浦山という選手は戸惑い気味です。

この人前は出てなかったですよね。「一旦戻せ」という星野の指示の通り

川崎の選手(吉崎だったかな)がそのボールを受けた所でまたもやETUのプレス。

星野へ戻そうとすると目の前に堺さん!思わず苦し紛れに前線に向かってのパス。

達海の狙いどころもここだったんですかね。

川崎の新しい選手が入った場所でとっさの時に周りと連携が取れず、

後ろに返そうとする所を堺さんがしっかり狙う、という事でいいのかな。

前線へのパスは浅香が追いつける、という姿勢は見せるものの、

一歩椿のほうが速かった!

なかなか人に言われただけでは椿は奮起しないタイプですが

八谷に今回かけられた言葉はこの続きになんらかの影響は及ぼすんでしょうか。

八谷も椿止めに来るんでしょうか。

発破掛けるだけ掛けて相手に上行かれたら結構恥ずかしいぜ八谷!

そういう所がいいんだけど。