少年ハリウッド 第2話メモ

一斉無料配信中に録画残してなかった最初の方の回の

自分用メモ残しとこうという記事です。

 

あくまで自分用メモなので断片的ですし、

第10話まで視聴してから振り返っているので思いっきりネタバレです。ご了承ください。

 

(10/19 小説版、BDブックレット読了後の追記あり)

 

 

第2話「嘘が輝く時」

 

いちいち書かないけど!キャットにはいつも萌えてる!!

 

大掃除の一風景としてさらっと流れるけど

シュンの「お客入れる予定もないのに?」の文句一言にもキャラが表れてる。

キャーキャー言われたいんだもんね(笑)

 

「必ず道は開けます!」と言い切るテッシーの真横に「すてる」物の山。

 

第1話でメンバーの自意識を確認した上でアイドルを演じる力を付けさせるための演劇の流れ。

 

「嘘だあ」

「ひょんすぎだろ」

シュンシュンのツッコミ輝いてるよ!

 

「すばらしい!」と言い切るテッシーの声に過去の迷走の産物の背景。

 

カケルのモノローグ

「過去は捨てられ続けていくものなのだろうか」

「溜まっていくがらくたが僕をおじいさんにして、

最後は僕自身もがらくたになってしまうんだろうか」

カケルの中にアイドルになると言う事の迷いがあることと、

初代の迷走の跡を見た直後なので未来へのイメージが暗い。

流れるままアイドルになった第1話の後のこのモノローグと

自分から「俺達は少年ハリウッドだ」と言い切った第7話の後の第8話でのモノローグの対比。

 

復刻版の靴に対しての「本物なのか」「靴は靴」

2代目である自分達と重なるイメージ。

靴の名前が「コペルニクス」っていうのも

地動説と天動説みたいに「考え方ひとつで世界は変わるよ」ってことなんだろうか。

 

シャチョウの「アイドルになったら友達と思ってた奴に週刊誌にネタ売られたりするよ」って

話で「そういうドロドロ方向行くのか」って最初警戒したなあ。

この絵柄でドロドロって!カロリー超過すぎるだろ!

 

シャチョウ

「ま、どちらにせよ あなたの方から彼らに別れを告げる瞬間はどうしたって来るでしょう」

 

「だって私は アイドルじゃありませんもん」か…

 

間違った道を進んでいるんじゃないかと話すカケルの背景に通行禁止の路地。

シャチョウ

「間違えた方の道が 正しい事だってあるんです」

「どんな道も、あなたが正しかったと思った瞬間 その後ろの道も全部正しいものに変わる

 人生ってね、割と都合よくできてたりするものなのですよ」

第1話の未来への疑問を持つカケルのモノローグの背景は青空に飛行機雲。

第2話で社長がカケルへ語る場面の背景は夕暮れに飛行機雲。

若者(青空)と大人(夕暮れ)の対比?飛行機雲は進む道。

 

友人も欲しがっていた靴をシャチョウに貰った事を黙っておくことにしたカケル。

辛いような寂しいような表情を浮かべている。

アイドルものの作品の主人公がアイドルの道を進む事を決断した瞬間なのに

友人達の世界との別れと描いているのが面白い。

 

EDが毎回その回の内容と重なってるの凄いな。

そして気付けばくり返し聞くようになてるヨ。

 

 

小説版、BDブックレット読了後追記(よりネタバレです):

 

 

 

BD見ると、第2話冒頭でトミーが初代のグッズ見つけたり、

テッシーの誰にだって人に触れられたくないことぐらいあるでしょう?

という言葉に反応してたりという、

次回への布石がさりげなくされていることに気付かされ

あらためて細やかに作られているよなあ感じています。

あとBDの恩恵は、細かい所まで見えるから

第1話からペットボトルの水が「いるはす」だったと分かったことかな!

 

第13話終了後、様々な方の感想や考察を 見た所、

今回のキーワードとなる「靴」は才能や魅力のメタファーであるという意見があり

それらを拝見した上でまた第2話を見返すと

あちこちの場面が深く感じられ、すごく面白かったです。

カケルはシャチョウに与えられて(既に自覚なく持っている)、

友人はアルバイトや小遣いでそれを手に入れる(努力や対価なしでは手に入らない)。

第2話の時点ではカケルははっきりとアイドルという

人と違うものを持っている存在だという自覚が無いため、持っている事自体を友人に隠す。

私はここまで気付けませんでした。うーん、面白い。

 

第1話の電車の場面でびマッキーとの会話からも

カケルは自分の魅力に無自覚なことがうかがえます。

対してマッキーは気付いてはいますが、それを相手側からの

「あんたとは世界が違う」というメッセージと捉えており、

こういう感じ方もまた、後々出てくるマッキーの自分の居場所はここでいいのかという、

居場所への不安感に繋がっているのかなと思わされます。

そのマッキーが第13話で「女の子はみんなかわいいよ」と、

受け入れ肯定的に言い切るのがまた成長を感じられてジーンとするんですよね。

話をカケルに戻すと、無自覚だったカケルがシャチョウに靴を与えられたことで

自覚の第一段階に到達した、ということでもあるんですね。

自覚無き少年達がいかにして自覚していくか、自意識を変えていくか、ということを

13話かけてずっと描かれてきたことを思い出せば、

第1話で現状を確認し、第2話で第一段階に到達するのは納得の流れです。

 

アイドルになりきる為に、演じる力を付けるために舞台を行うことも、

後から思えば、その段階を進めるためだと思えるのですが、

その唐突さでシャチョウの行き当たりばったり感や胡散臭さを感じさせ、

カケルのこのままアイドル活動を進めてもいいのかという不安感を煽ったり、

そこに初代の情報を出したり、次回のトミーの布石がされていたり、

一つの場面に込められた情報量に驚かされます。

「すべての小説はミステリだ」という言葉を聞いたことがありますが、

少年ハリウッドという作品も読み解くフックがあらゆる所に散りばめられている

上質なミステリのような作品だと個人的に思います。

 

第2話で「冴えない、どこにでもいる高校生」であるところの友人が買った靴も、

それを履いて進むことも、つまらないものだとしていない所も好きです。

彼らの将来はおそらく、小説版の正人に通じているのではないでしょうか。

一見輝かしく見える夢を叶えていく生き方も、そうではない生き方も、

どちらが正しいということではなく、両方肯定している。

それぞれ成し得ることがあるのだと描かれているように感じました。

 

その狭間を感じ続けてきたシャチョウだからこそ、

カケルが感じたようにそのまんまの意味でカケルの友人の事を

あんな風に言ったのではないだろうし、

既にスカウトしてるカケルに向かって「君、アイドルにならない?」と声かけたのも

やはりカケルの自覚を促し煽る為に言ったんだろうなあ。

 

そもそも、夢を叶えていくとはどういうことか、

ずっと続けたいという夢を抱いても、アイドルは永遠には続けられない、と前提している

この作品がどう答えていくか、

それはこの第2話のシャチョウの台詞

「どんな道も、あなたが正しかったと思った瞬間 その後ろの道も全部正しいものに変わる 」

と通じる所でもあるのですが、長くなりそうなので第5話の追記の時にでも。