さわやかサバイバー

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モーニング4・5号 #192

予想外の気持ちを抱えたまま年を越す事になっちゃったなっていうか。

そ、そう来たか…

 

続きからネタバレ感想

 

 

ETUが怒涛の攻めを見せた序盤とは明らかに様相が変わり

もはやフィニッシュまで持って行かせてもらえない状況です。

楽しげに丸岡をおからかいになっていたジーノも

彼のいいプレーにちょっとおかんむりのご様子。

ジーノが相手にこういう態度取るのって珍しいですね。

でもあれだな、犬認定の椿が思ったようなプレーをしなかった時と

おんなじ様な機嫌の損ね方なんだろうな。初対面の相手ですけど(笑)

 

その丸ちゃんは佐倉監督に誉めてもらって奮起。

「もっと自信をもっていいはずだ!!」

「菅ちゃんよりはいいプレーヤーだと思ってもいいのかもしれない」

「もっと」の基準がささやかすぎる(笑)

 

そして後藤さんの分析ターイム。

「山形の堅守をこじ開けるプランが…お前の中には確かにあるのか…!?」

そう、それが私もずっと気になってるんですよ!それで今回のあのラスト…

 

こぼれ玉を堀田さんが拾おうとした所でまたもや瀬古さんが!

瀬古さんは正直好きなんですが、この試合中に堀田さんにも逆転してほしいなあ…!

 

メンデスさんが蹴りだしたボール、

そのボールを中心に佐倉監督、杉江、ETUフロント陣、クロの表情が描かれて

そのボールの行き先に読者の注目を集めた上で

無音で観客の表情と交互にパスを受け取ったケンさまの姿が描かれ、

「いいパスだ メンデス」

という一言の後、一転「ドアアッ」と湧くスタジアムの様子。

前回ラストからの描写も含めてためてためて、こちらの予感を膨らませて、

「来たあー!」と一気に爆発させる、

ツジトモ先生の上手さをまたもや実感したシーンでした。

紙の上に絵と文字が描かれているだけなのに、

息を詰めてボールの行く先を見つめる様子とか、ケンさまが受け取る流れ、

期待に沸くスタジアムの熱気がありありと想像できるのがすごいです。

受けて立つガミさんの

「ここで来たかい…!レジェンドさん」

って言い方がまたガミさんらしくていいっすよねー!ガミさんも素敵だ。

けど、さらりと裏をかくケンさま。経験豊富で冷静で素敵!こいつぁしょうがねえ!

 

クロを切り返しで振り切ろうとする丸ちゃん。

ああもう山井さんが「切り返しなんかが有効になる」とか、いらん予言するから!

その一瞬、中央に走りこんできた人物を見つける丸ちゃんの表情が…

こんなアップで、シリアスな場面でも、この子の目の描き方はコレなんですね(笑)

って試合はそれどころじゃない。ケンさまああああ!

…っバーだあああああ!ああああああ。

 

これでペースは完全に山形…ですが、ゴールが決まらなかった事に望みを持ちたいです。

逆にETUが決められればまたガラッと変わる可能性もありますし。

さあ達海は!達海はここでどうする!

 

「うー…駄目だ松ちゃん」

「俺眠過ぎて頭働かないや」

 

ええええええ!

これ、どう…ええー?さっき決定的でしたよ監督!

今までのことを考えれば山形戦のプランはすでに考えつくし

試合が始まれば特に改めて言う事は無い、

ケンさまが決定的な場面を作る事も含め、この試合で予想を超えた動きが無い、

ってことなんでしょうけど…

有里ちゃんも達海が寝ずに考えてたらしい事を言ってたし、

考えつくしてはあるんでしょうけど…

達海監督はまだまだ油断が出来ないぜ!って警戒し続けてる佐倉監督がなんか不憫です(笑)

山形に点が入るとか、達海の作戦の一端が明らかになるとか、

今回までで、もう少し動きがあるんじゃないかと思っていただけに

全く予想外のオチに初めて読んだ時は動揺しました。

この気持ちどうすんの。達海どうすんの。そして松ちゃんどうすんの(笑)